【終活日誌 2015年4月号】
こんにちは。終活相談ドットコム堀内でございます。
今回の「読む」はこちらの2冊です。
「死」を考える
死に支度
「死に支度」は「生き支度」。
92歳の現役作家であり僧侶として幅広い読者から支持を集める瀬戸内寂聴氏。
誰よりも濃く、深く生きてきた瀬戸内寂聴氏は、卒寿を機に「いつ死んでも悔いはない。毎日が死に支度」との思いでこれまでの人生を振り返り、出会ってきた数々の愛する人々や出家者の死に様を交えながら、自らの死に方を考えていく。
そして最後に行き着いた、意外な境地とは―‐? 死と向かい合い、新たな生を考える智恵の1冊です。
【あらすじ】
91歳の誕生日を前にしたある朝、小説家の私に長年付き添ってきた寂庵のスタッフたちが一斉に辞意を伝えた。自分たちを養うために働くのはもうやめて、これからは大事な仕事だけに専念してほしい、との彼女たちの思いに心打たれた私は、「卒寿の革命」を決意する。ただ一人残った最年少のスタッフ、24歳のモナとともに新たな生活を始めた私は、間近に迫る自らの死を思い、最後の連載「死に支度」を始める。それは、これまでの人生を振り返り、出会ってきた愛する人々や出家者たちの死に様を通して、自らの「理想の死に方」を探る旅だった――。
(amazonより)
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- 出版社: 講談社
- 著者:瀬戸内寂聴
- 価格:1,512円
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私はどうも死ぬ気がしない 荒々しく、平凡に生きる極意
「私はどうも死ぬ気がしない。最近では、私は死なないのではないか、とすら思います――」
「物心ついたころから十七音に、自分の生活のすべてをのせて生きてきました。
日々起こること、感じることを、言葉にして口ずさみ、定型の音に収め、俳句を作ってきました」
95歳にしてますます矍鑠たる俳人、金子兜太さんが過ごした大正昭和平成にわたる人生から生まれた本音を
豊富に収録された俳句とともに語った1冊です。。
これからを生きる世代に効く「本音」がたくさん。
【内容】
●母の体は仏である
●故郷に関心を持つと、生き方に力強さが生まれる
●漂白の思いをかみしめる。「無」にはなれるが、「空」にはなれない
●欲望をおさえすぎない。本能をいたわりながら生きる
●アニミズムがわかると、腹の底から生きる気力が湧いてくる
●いったん死んだ気になれば、やりなおせる
●他を求めず、孤独をかみしめてたんたんと
●次の世代のことを考えられない人間は、大したものじゃない
●肉体が滅びてもいのちは死なない。他の世界へと移っていく
【目次】
はじめに
第一章 迷ったら生まれた場所にもどる
第二章 荒々しく、平凡に生きる
第三章 不安が人を強くする
第四章 いのちは死なない
(amazonより)
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- 出版社: 幻冬舎
- 著者:金子兜太
- 価格:1080円
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