【終活日誌 2015年11月号】
今月の語源
みなさんが、普段、何気なく口にしている言葉。
その言葉の語源ってご存知ですか?
このコーナーでは終活に関係する言葉はもちろん様々な言葉の語源を紹介致します。
こんにちは。終活相談ドットコムの今月の語源記事を担当いたします、終活カウンセラー協会事務局の松永です。
さて、知っているようで新発見がたまにある今月の語源は、
「紅葉狩り」、「銀杏」、「伊勢海老」を紹介いたします!!
紅葉狩り
語源・由来
山野に出かけ、紅葉を見て楽しむこと。「狩り」は、もともと山野で鳥や獣を捕えることだが、山野に分け入って薬草などを採取することもさし、「薬狩り」という朝廷の行事も上代から存した。このような用法がさらに、植物等を採るのでなく、その美しさを観賞する場合にまで及んだものであろう。「紅葉狩り」は中世になって例が見られる語だが、同様の意味で「狩り」を用いた「桜狩り」は、平安時代の『宇津保物語』等に例がある。
銀杏
語源・由来
イチョウの実のこと。実の形が杏に似ており、核の殻が銀白色に見えるところから、中国では「銀杏」と呼ばれた。これを日本では、唐音を用いてギンアンと発音した。これを連声(二つの語が連接するときに起こる音変化)でギンナンという。「観音」をカンノン、「新王」をシンノウと発音するのと同様の現象である。なお、中世ではギンアンと発音されることが多かったようで、『日葡辞書』(一六〇三年)にもギンアンの形で出てくる。
伊勢海老
語源・由来
海産の大型のエビ。美味で、姿が堂々として立派なので、祝儀の時などに用いられる。江戸時代中期の『大和本草』(一七〇九年)に「此のえび、伊勢より多く来る故、伊勢蝦(いせえび)と号す」とあって、当時の都(京都)には伊勢湾産のものが多く出回り、その産地の名をもってイセエビと呼ばれたのであろう。また、同書には「江戸には鎌倉より来る故、鎌倉えびと称す」とあり、江戸では同様の事情でカマクラエビと呼ばれたことがわかる。
今月の語源、いかがでしたか?言葉って本当に面白いですよね。
来月はどのような語源が登場するか皆さまお楽しみに!
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