紛争、自然災害、貧困、女性の低い地位……。
さまざまな理由で最低限の医療も受けられない人びとがいます。
国境なき医師団のスタッフが体験した、世界の人道危機の状況と医療援助の現実。
人道援助に関心のある人びとに必携必備の書。
栄養失調:世界で8億7000万人。うち8億5200万人は開発途上国の人びと。毎年250万人が栄養失調で5歳未満で死亡。
エイズ感染者:世界で3400万人。うち2350万人はサハラ砂漠以南のアフリカの人びと。15歳未満の感染者は世界で330万人。うち310万人がアフリカに集中。
妊娠・出産で死亡する女性:世界で29万人。その大半が開発途上国の女性。10万出生あたりの妊産婦死亡率は先進国で16人。開発途上国では240人。サハラ砂漠以南アフリカでは500人。チャドでは1100人。
安全でない中絶:世界で2000万件。うち9割以上が開発途上国で実施。
戦争、自然災害、貧困、女性の低い地位…。さまざまな理由で必要な医療を受けられない人びとがいます。国境なき医師団日本のスタッフが体験した、世界の人道危機の状況と医療援助の現実。みんなが医療を受けられるようにするためなにができるか、ともに考えるための書。
日本では、終活を考え自身を見つめなおすことが出来ますが、世界では、そうすることが出来ない方がたくさんいらっしゃいます。
先日の終活シンポジウムにもご出演頂きました国境なき医師団黒﨑会長も執筆されています。
終活を考えたとき、遺贈等私たちができることもあると思います。
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