損害保険の必要性~いざというときの「保険」~

損害保険とは、将来起こるかもしれない不測の事態(事故や災害)に対し、予測される不測に事態の発生の確率に見合った一定の保険料を公平に分担し、万一の 場合に備える相互扶助の精神から生まれた助け合いの制度で、さまざまな事故や災害から生命や財産を守る為のもっとも合理的な防衛策のひとつです。各損害保 険会社の保険商品は、それぞれの事故や災害に有用的機能する商品構成になっており、ここでは、各保険商品の必要性に触れてみたいと思います。

自動車保険の必要性

現在、自動車は便利で身近な道具として、現代社会にあたりまえのように溶け込んでいます。若者の自動車離れが進んでいると言われ久しいですが、それでも自 動車のない社会は、今では考えられないといったところでしょう。しかしながら、自動車は、暮らしに便利さや豊かさをもたらしてくれますが、一方では交通事 故を数多く生み出してしまうことも忘れてはいけません。この交通事故で他人を死傷させてしまった場合、被害者やその家族を悲惨な生活におとしいれてしまう ばかりでなく、加害者もまた、高額な賠償責任を負うことになります。そして、加害者となった人に賠償資力が無い場合、被害者への十分な賠償ができないどこ ろか、加害者もまた経済的、精神的な重荷を背負うことになってしまいます。
自動車保険に加入することが、自動車を運転する人にとって必要最低限の義務であるといわれているのは、このような社会的責任性があるからなのです。

火災保険の必要性

「自分の家では火の用心は万全だから火災は起こさない」「隣の家からのもらい火で自宅が燃えてしまったら損害賠償を請求するから大丈夫」という人は、火災 保険に加入する必要はないのでしょうか。実際には約9分に1件もの割合で火災が発生しているのが現実です。自分だけが絶対に火災を起こさないとはいいきれ ません。また、隣家からの貰い火で自宅が焼失してしまっても、多くの場合、火元の損害賠償責任が免除されることになっているので、火元からの損害賠償を期 待することはできません。火災は、永年かかって築いた家庭の基盤をあっという間に焼きつくしてしまいます。失火に備えるという意味でも、貰い火に備えると いう意味でも、火災保険の役割は大変重要です。また、3.11の東日本大震災でも、地震や津波で多くの家屋や財産が損壊しました。今まで見過ごされがち だった、地震や津波ですが、いつ起こるかわからない・・からこそ地震保険も必要なのです。

傷害保険の必要性

日常生活の中で万が一事故にあい、「ケガ」をして治療しても、治療費は健康保険などの公的な制度によって保障されているから大丈夫だと思っている人はいる と思います。しかし、ひとたび入院すれば、治療費のほかにもさまざまな費用がかかるだけでなく、仕事ができなくなって収入が途絶えてしまうことさえありま す。また、「ケガ」が原因となって後遺障害が残ったり、不幸にして死亡してしまうケースもあります。このように「ケガ」によって生じる突然の思いがけない 出費は、自分や、自分の家族に、肉体的・精神的苦痛をもたらずばかりではなく、経済的にも大きな負担を強いることになり、生活を一変させてしまうことさえ あります。このような予測できない事態に備えるために必要となるのが傷害保険です。
損害保険の注意点

損害保険を検討するのに当たり、特約や特則で、賠償保険や傷害保険が付保されている場合があります。傷害保険に個人賠償保険が付保されていたり、自動車保 険に傷害特約が付保されている・・といった具合です。現在ご加入の損害保険の保険証券などを見直し、同じような保障が重複で付保されていないか確認するこ とも、保険料節約のためにも重要なことです。保険の必要性を鑑み、合理的な加入の仕方を意識してみるのも事故防衛の一つです。

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